後悔を育てる
自身の奥行を測るため、思考の露出を試みました。
哲学の強度が低いのと、信条に確たる根拠がないため、きっと長く続かない実験になります。
近い未来に見返して、思慮の至らなさに恥や後悔の感情を抱くはずですが、負の感情を育てるのも、人間らしくて面白いと思い、これから少しの間、戯言を載せます。
思うに、人間の行為は絶対値で計測すべきです。
プラスとマイナスで相殺されるほど虚しい原理の下では生きていないと信じたい。
今日は、カップ焼きそばについて書きます。
税込み100円で空腹を解消させ、胃もたれまでプレゼントしてくれる、東洋水産の「ごつ盛り ソース焼そば」がお気に入りです。
結局、美味しいとか不味いとか、甘いとか苦いとか、全部1週間後には忘れてしまうんですよね。冒頭の通り、人の行為は絶対値で測るべきだと考えるので、極上の美味を堪能したという事実には勿論意味があるのですが、ただしそれは、効用とは別の観念です。効用は論理的で、かつ係数的なものでなくてはなりません。
さしあたって、思い出せない、満足度の持続性が過小な「ご馳走」は、何千円もの支出に釣り合いません。これは価値観の問題というより、効用関数の問題です。
東洋水産の「ごつ盛り ソース焼そば」は、その点において最高のパフォーマンスを発揮する素敵な一食です。好きです。