2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

不特定多数の主人公

『3人組YouTuberカリスマブラザーズ、解散を発表』(オリコン) youtuberという職業が急速に認知されている。半年位前は、職業がyoutuber、というのは冗談の一種として口にされていて、今でも同様のネタは聞かれるが、大分具体的な想像ができる冗談になって…

ルーツが生えてくる

『「声優のアイコ」懲役10年確定へ』(時事通信社) 異名、肩書、二つ名。カッコいいですよね。「***の○○○」みたいな言い回しは気を引くのに効果的。マサラタウンのサトシでさえ、なんだか背負っているものが大きくて奥行きのある人間に聞こえます。あたかも…

摘発される箱庭

誰も見ていないことをいいことに偏ったニュースネタを。 町田総合高校体罰暴力問題。 毎度ながらリンクを引っ張ってくるのは面倒なので省略します。 体罰問題については正直感想がないです。やってる教師はやってるだろうし、それ以上なんとも思えない。程度…

個人情報反故

不動産投資の電話が至るところからかかってくる昨今。電話番号をどこで入手したか尋ねると、所謂名簿業者でした。入手経路については知らないと。知ったことではない、という口調であったし、実際知ったことではないだろう。対価を払って契約に基づいて個人…

スポーツはどこにある?

「周南・駅伝レース中に車がランナーに接触」 官憲の力を投入して車道塞いで人を走らせるなんて慣習がそもそも変だと思うのですが、ルール上過失は100%車側にあるでしょう。車道で寝ている酔っ払いを轢くのとはわけが違いますが、車社会は車に厳しく制約を掛…

嫌い嫌いも数奇のうち。

嫌いだ、と相手に口にすれば、それは明確な対立になる。好きなことは好きと言えばいいが、嫌いなことは嫌いと言わないほうがいい、そんな使い分けた理解を自ずとする。言霊という概念に照らせばわかりやすいが、嫌いだと発現することで自己暗示にかかり、つ…

アカペラで笑う

カラオケにない曲はアカペラで歌います。発声に自信があるわけではなくて、歌いたいから歌います。ところで、社会人ってよく笑ってますよね。薄ら笑いに半笑い、苦笑いに愛想笑いに含み笑い。出場機会が増えるのは、目的論的な笑いばかり。面白いから笑うの…

無理の理

自分で決めた限界は限界じゃないとしたら、無理というのが嘘つきの言葉なら、失敗こそが無理を教える唯一の母になる。しかし、その母と逢えるのは最初で最後になるかもしれないわけで、その子は結果論でしか無理がわからないなら、そんな危機察知能力の希薄…

ホラー会4

怪談新耳袋 劇場版 [DVD] 出版社/メーカー: キングレコード 発売日: 2017/06/07 メディア: DVD この商品を含むブログを見る 面白さ 7/10 怖さ 6/10 「怪談新耳袋」は、本作以外にもたくさんのシリーズが存在しますが、本作に収録されているストーリーは比較…

シュレディンガーの招き猫

人生はたった一度。50代超えたら、若者が羨ましくなる。もっと攻めろ。という言葉を頂きました。たぶん事実です。けれど、結局人はポジショントークしかできないわけで、言語化できないということはつまり、理性的な理解に支障をきたしているということです…

ホラー会3

今日の映画紹介は真打。シリーズ複数まとめてご紹介。 リング 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 面白さ 9/10 怖さ 7/10 感想 傑作。原作の小説、「リング」「らせん」「ループ」については未読の状態で視聴しま…

ホラー会2

今日もホラー映画の感想です。やはり趣味の話は展開しやすいので。 the EYE (アイ) デラックス版 [DVD] 出版社/メーカー: レントラックジャパン 発売日: 2003/10/24 メディア: DVD 購入: 1人 クリック: 12回 この商品を含むブログ (52件) を見る 面白さ 5/10…

ホラー会1

今のところブログのタイトル通りのことを書いている自負があります。本日はタイトル詐欺を狙って、需要のありそうな記事を書いてみます。具体的には、ホラー映画の感想になります。自身も評判を調べるためにホラー映画の感想を検索した経験があるので、ニー…

2億が服を着て小銭を集める

歯が痛いです。奥歯が痛みます。 一本の歯が痛むだけで酷く不快だし食事や睡眠にも障害となるし、窮鼠ではないけれど、宿主に絶大なダメージを与えています。歯ほど大事なものが角質のように容易に生え変わらないことに不満を覚えますが、不遜でしょうか。変…

オフバランスされる情熱

大変なことが起こりました。 ニュース記事にコメントすることに飽きました。早い段階からこうなることは予見していたのですが、ここまで早いとは驚きました。三日坊主になることが夢だったので、今回は我慢して前回同様の方式で書きますが、次回以降どうしよ…

名誉革命で誰にも知らず血を流す

早速失敗しました。昨日貼ったリンク先の記事が削除されていました。つまり、本日以降ご覧になると、ただでさえ歪な文章から、題材が何であったか汲み取って読むという探偵趣味をくすぐる内容になっているわけです。面白くない仕掛けですね。こういうエラー…

顔色を伺う部品たち

rdsig.yahoo.co.jp 試験的でない試みなんてないわけで、ひとまず上記のようにリンクを貼り付け、この記事についての感想文を記載する形式を採用してみます。まず、法的な解釈や社会学的な講釈を期待しないでください。感想文です。故意にも不意にも間違いま…

絶縁体に覆われたシナプス

最近抽象度が増し過ぎて、ただでさえ乱文誤植だらけなのも相まって、意図しないエントロピーが増大しているので、触りだけでも時事ネタを。 ネットニュースの感想欄を、どちらかというとニュースの題材以上によく観察するのですが、よく、「××する神経が分か…

アニマリズムで踊る

マウンティング合戦が今日もどこかで、盛り上がっています。 こうした冷戦が繰り広げられるのは野蛮でしょうか。当然です。自己保存と子孫繁栄のための、動物的な行為なのですから。 群れを形成する動物であれば、競争し、自己の優秀さを見せつけ、優位なポ…

揚げ足にヒールを

雄弁は銀、沈黙は金ですが、銀の方が市場価値の高かった時代が存在するように、現代では沈黙がそれほど優位性を持つとは思えないのです。 会話において、よほど奇天烈な相手出ない限り、暗黙の了解としてターン制が採用されるので、先方の矛盾点や皮肉を指摘…

幸福の奴隷

儲からない仕事なんてない。需要があるのに採算がとれないとしたら、その業界のシステムに問題がある。そんなことは皆気が付いているけれど、他人事だとも思っている。 問題解決は流行りません。だって問題が積み上がっていることに慣れているから。慣れは最…

五感を信じるな

第六感を信じますか。 常識的に考えれば、あるに決まってます。眼・耳・鼻・肌・舌、頭部に集まった数か所の器官だけにしか情報を察知する能力がないなんて不自然でしょう。リスクヘッジとれてなさすぎる。 この目で見たもの、この耳で聞いたことだけが真実…

穴を掘ってセメントを流せ

日常に潜む恐怖。ルーティン作業のような毎日に限られた時間が奪われていく。本当は何人にも時間を奪うことなんてできないわけで、時間が自働的に流れている(主観的には、”失われている”)だけなのに、やるせなさが不意にやってくると、どうしようもない焦…

このレール敷いたの誰

誰かの敷いたレールを辿るのは嫌というけど、レールが敷設されたことのない足場を探すのなんて困難です。それより、歩き方を考えませんか。 例えば執筆。誰も使ったこのない稀有な言葉を選んでいたら、一向に筆が進まない。この世は先人たちの遺物であって、…

至るところに病

病気は気の仲間。人類の性として、カテゴライズ(細分化)は避けがたく、結果、病気の数は年々増えていきます。発見とは即ち、名前を与え、切り取る作業。 病とわかると、何故か安堵することがあります。病だけでなく、何かしらの不調に対して原因が提示され…

一億総平民、ただし××を除く

職業に貴賤の差がない、と主張する必要が生じた背景をご存知ですか。 平等を謳う言葉は大抵、ある特定の集団に対する思惑のもとに発せされます。聞いていて心地よいと思う、貴方に対してです。 水商売や消費者金融、宗教家など、他の職種に比べて批判される…

共感の忘れ方

共感しているつもりの貴方と、共感されたことになったその人とは、ただ近い振動数で震えているだけかもしれませんが、世の中にはこのような関係性を好む方が多くいます。共感する力、なるものが、能力の一つだとも。 コミュニケーションを図るという水際外交…

汎成果主義

年功序列は悪者か。 答え、歳を重ねるほど良い制度。 およその人はポジショントークでしか物事を語ることができませんし、それが自然。どの評価基準が最善かなんて、個々の判断です。例え絶対主義でも。 昨今は年功序列を日本型雇用の代名詞みたいに吹聴され…

全てが罪になる

原罪は錯覚だ、というと宗教批判的だけれど、理性は基本的に保守的思考だから、何らかの罪を背負っている設定には、得心の行く人も多いと思います。日常の些末な事象に、自らの非がなかったか検証していけば、否定できない可能性が高い、と、このように言い…

ラベルを貼りかえろ

まずは全てのことを信じてみる。 現代は庶民の多くが社会批判に参加する時代ですが、これは社会への絶大な信頼の裏返しです。食品偽装が強く糾弾されるのは、食品表示を国民が無条件に信頼してきた証です。一度でも信じてもらわなければ、裏切ることだってで…