絶縁体に覆われたシナプス

最近抽象度が増し過ぎて、ただでさえ乱文誤植だらけなのも相まって、意図しないエントロピーが増大しているので、触りだけでも時事ネタを。

ネットニュースの感想欄を、どちらかというとニュースの題材以上によく観察するのですが、よく、「××する神経が分からない」みたいなコメントを目にします。当たり前ですよね。分かる努力もしないで、理解できるようにこの世が構築されるべきだと主張するのは傲慢ですよ。誤解を恐れず言えば、批判は嫌いです。公正な議論の場であれば認めますが、多くの場合は批判の名を借りた石投げ。正義や秩序なんてない。

一方で、これが日本人の特性の一つ。キリスト教義よりもムラ的社会教義に飼いならされているから、かつての村八分のような、石を投げる行為が妨げられない。仮想の敵を作って集団の協調性を強化・偽装するのは、先人から引き継がれる生きる知恵ですが、いつしか仮想の敵を現実の敵と見間違うようになるのが欠点。役と演者の本質が異なることに気が付かなくなる。

結局時事ネタができてないですね。

ちなみにその記事は、故・笹井芳樹氏の妻が小保方晴子氏にかけた質問を取り上げたもので、何故か2014年の出来事をもってきたようです。このニュース自体について、多少なりとも書きたいことはあるけれど、このブログに掲載する時間がとれないので割愛します。